初寄席

毎年幼稚園でPTA主催として、子供たちが喜ぶいろんな企画が催されるんであるが、(去年はマジックショーだった)今年はいっちょ、噺家さんでも呼んでみようということで、出張寄席を積極的に行っている、とある落語家さんをネットで探し出し、お願いしてみた。

でも顔見知りでもないかたにいきなり来ていただくのはいささか失礼かと思い、先日初めて国立演芸場へ足を運んでみたんであるが、普段歌舞伎だの文楽だので大劇・小劇場に通いなれているワタクシには、演芸場はまったくもって未知の世界なんであった。(ちなみに出張をお願いした落語家さんは、立派な真打でした。・・・・いまさらながら、そんなかたを幼稚園にお招きしてよいものかと、平身低頭であります・・・・coldsweats01

ラインナップは落語ばかりでなくマジックあり、奇術あり、漫才あり、と豪華なもので、正味3時間を映画一本分の料金(前売りで切符を買った場合)で楽しめるのは非常にリーズナブルnote

ただ、やっぱりそこはジェネレーションギャップって言うんですか・・・・?

見ているこっちがいたたまれなくなっちゃう・・・・っていう内容のもありますけど・・・・sweat01

お目当ての落語家さんの噺は、さすが年の功ですな。(ブログを拝見していると、お孫さんがいるくらいっていうんですから・・・)落ち着いた語り口に安心して聴き入りましたよ。confident

前半はなんとなく「痛くて見れない」組が続いたんであるが、後半の灘康次とモダンカンカン(テレビで一度は見かけたことあるはず)は、予想に反してドッカンドッカン受けてましたね~。

けどあえて言わせてもらおう。

小林旭の物まねは大泉洋のほうが絶対うまい。

ちなみにこのテのグループのジャンルを「ボーイズ」っていうを初めて知って、のけぞりました。

ボーイズって・・・・いろんな意味で微妙・・・sweat02

持ち時間はそれぞれ20分くらいなので、飽きることはなかったんだけども、人の話を黙って聞くって、結構つらいと知りました・・・

トリの落語は、大名跡のあるかただったけど、睡魔がマックスで押し寄せてつらかったっス・・・・sleepy

しかも客席の空調がえらい悪くて、若干の頭痛も・・・・wobbly

客層も、年配が多いのは歌舞伎と同じとはいえ、やはり大衆芸能の色がより濃い寄席は、なんとなくいつもとは違った雰囲気でした。

でもまたいつか、行ってみたいですな。今度は父を誘って・・・heart

幼稚園での公演も楽しみであります。

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点描の世界

先日、エミリー・ウングワレー展に長男と長女を連れてお出かけ。

長女が幼稚園のアトリエ教室で点描を始め、先生にこの展覧会を教えてもらったのがきっかけ。

娘の初点描作品がこれ。↓(まだ練習段階のようで。)

Photo_3

で、展覧会に行くにあたり、会場の国立新美術館ってのはどこにあるんだ。

というところから始まり、

乃木坂?・・・乃木坂ってのはどこなんだ。

ときて、

千代田線??遠回りだからダメ。六本木駅??日比谷線はどこから乗るんだ??

などと執拗に下調べをしてから、

まるで東京都民とは思えない、まことに挙動不審なおのぼりさんの道中でございました。

さて、作品でしたが娘にグイグイと手を引かれ、駆け足で会場をまわり、ひとつひとつをじっくりと鑑賞するヒマもなく、よって、解説ボードもろくに読めずに終わってしまったのだが、様々なタイプの作品があり、興味深かった。

中にはこれくらいならワタクシにも描けるぞ。と思えるような作品もあったのは事実だが、一貫してアボリジニらしい、ダイナミックな大陸の世界を感じたんである。

その中でもやはりワタクシが心魅かれたのは、点描作品の色遣いの美しさ。

中にはモネを思わせるようなものもあったり、色遣いの効果なのか立体的に見えるような作品もあったりと、点描と一口に言ってもいろんな方法があるんだなあ、と学習した次第。

娘がこれから色を使ってどんな点描をするのか、楽しみである。

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祈り

昨日放送の『NHKスペシャル 日光・月光菩薩 初めての二人旅~薬師寺1300年の祈り』をもし見ていなかったら、今回国立博物館で公開中のこの菩薩像を、単なる一級品の仏教彫刻としてしか捉えなかったかもしれない。

番組も最初は、薬師寺からのお引越し大プロジェクトドキュメント!!・・・・・的な感覚で見ていたんであるが、それは明らかに間違いであった。

・・・・・なんでしょう。薬師寺で光背をはずしたお三方のバックショットを見たときは、本当にこの仏像たちがこれから歩き出して、世の中を救っていくような感覚を覚えました。

そして薬師寺出発を前に、菩薩像を拭き清めている僧侶たちの真剣な顔。

ワタクシは、これだけ古い歴史を持つ薬師寺が菩薩像を東京に送ることを本当に快く思っているのか、実は半信半疑であった。大切な菩薩様を動かすなんてとんでもないことと普通は思うんじゃないかと訝ったんであるが、それはワタクシのまったく浅はかな考えだったんである。

菩薩像を拭いていたある僧侶が、

「菩薩様が東京に行かれて、ひとりでも多くの人の心を救われたら、それは嬉しいことじゃありませんか。」

というようなことを半ば涙ぐみながら言っているのを聞いたとき、このプロジェクトがどれだけの祈りをもって支えられているのかを痛感したんである。

このコメントを書いている今でも、あのあまりに真剣な僧侶の顔を思い出して涙ぐんでしまうワタクシである。

いや、本当に失礼でした。

いろんな意味で暗いことばっかりの世の中。この菩薩様が東京に来ることで、少しでも救いの光が届くことを、ワタクシも願って止まない。

是非、会いにに行きたいです。

詳しくはこちら。

http://yakushiji2008.jp/

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初体験。劇団四季

子供たちもよく知っているストーリーで、しかもプロ集団による本格的ミュージカルといえば、劇団四季の『ライオン・キング』はまさにうってつけの芝居なんである。

以前から子供たちに見せたいと思っていたのだが、お金もたまったし折りよく夏休みということもあって、ついに実現の運びとなった。

しかも、ワタクシにとっても四季ミュージカルは初体験。

率直な感想としては、すべてにおいて抜かりなし。恐るべし四季。

それは役者だけでなく舞台裏のスタッフにも言えることであった。場面がめまぐるしく変わる中で、寸分の狂いもなく舞台装置を操るウラの方々の働きには、感服した次第である。・・まあ当たり前といえば当たり前のことなんだろうけど。

そして役者たちが力強く歌う数々のナンバーやダンスには、ここでもやはりプロ根性を見せられた思いだった。

劇場の、観客への対応もかなり徹底しているところがあって、2階席の最前列の席には、『前かがみで観劇すると、後ろの客への妨げになるのでご遠慮願いたい』などという但し書きがご丁寧に置いてあった。さすがは四季。客相手でもしめる所はしめる。そんな徹底した心意気も、好き。

子供たちも非常に楽しんだ様子で、満足そうにしていた。年月を経て、子供達の心の中に今回の芝居のことが少しでも残っていたら、ワタクシも嬉しいと思う。

こういういいモノは、お金を積み立ててでも子供たちに見せる機会を作っていきたい。

さて、次回は何を企画しましょうか。

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マイベストアート

ワタクシの学生時代のことだったから、優に10年以上前のことだが、東京国立博物館で国宝展が開催されたことがあった。

かなり大掛かりな催し物で、普段はめったにお目にかかれないような国宝がオールスター総出演張りにわんさと展示されていたので、話題も大きかったと思う。

ご多分に漏れず、当時はうら若きワタクシも学校の合間をぬって出かけたのである。

それはいくつか目の展示室に入ったときだった。瞬間、ある武将がドカーンとワタクシの視界の中に飛び込んできたのである。

それこそが源頼朝。

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そう、歴史の教科書に載っていたあの頼朝である。

感動。この絵がワタクシを待っていたのね~~、みたいな。

教科書では切手サイズでしか見たことがないから、こんなに大きいものだとは全く予想していなかった。その予想をみごとに裏切る迫力に圧倒されたというのが感動につながったのか。多分畳2畳分くらいはあったと思う。

正直震えました。

頼朝、かっけええええええ~~!!

絵的にもかなり評価の高い作品らしいが、いや、あの存在感といい迫力といい、圧倒的にほかの国宝を食っておりましたよ。「もうアナタしか見えない」な世界です。

国宝展は確かその7~8年後にも開催され、長男をベビーカーに乗せて見に行ったが、それは規模的には前回より小さく、ちょっとがっかりした。

またやってくれないかなあ・・・もう1回頼朝に会いたい。

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プラド美術館展

02 先日、プラド美術館展を見に行く。

上野まで足を伸ばすのも久し振りだったが、美術館に行くのもそれこそ学生時代以来である。

最近ではイヤホンを借りて作品の解説を聞きながら鑑賞できるというサービスもあるようだが、やっぱり自分なりの感性で見てみたい気持ちのほうが強く、今回は使わなかった。

ワタクシは、芸術はその人の感性に任せて自由に鑑賞するものであっていいと思っている。

それぞれの美術の時代背景を知っていれば、鑑賞の楽しさは増すとは思うが、基本的には好きか嫌いか。またはビビッとくるかこないか。それでいいんじゃないかと思う。

専門的な薀蓄や絵画の評価なんぞ、その道のおエライさんに任せておけばいいのである。

・・・・で、今回のプラド。ワタクシ的には、まあこんなもんかな。お目当てはルーベンス(『フランダースの犬』で、ネロが憧れた画家)だったが、期待していたほどではなかったかなあ、と。逆に収穫だったのは、ボデゴンと呼ばれる静物画だった。

暗い背景色にくっきりと浮かび上がる食器や花、果物はワタクシから言わせればとてもシックで、シンプルで、それでいて存在感があり、実にワタクシの好みであった。特に陶器の質感などはとても絵に描いたようには思えないほど。どうやって描くの?と思いっきり聞いてしまいたいところがいかにも素人。

ゆっくり見ても正味2時間でまわれるのもちょうどいい。ただ絵画の展示スペースが空間的に狭く感じたので、海外の美術館のように広々としたところで見てみたいと思う。気分的にも開放感あふれるスペースで見るのもまた違った印象なんだろうな。

今までいろいろないいモノを見てきたが、ワタクシの美術鑑賞人生の中で今でも強烈に印象に残っている作品がある。次回はその話を・・・・

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