ガス抜き
心の疲れを自覚した翌日、歌舞伎を見に行く。
今回は子別れの話が2本。よし。号泣してくるぞ。・・・と意味なく勇んで出かけたワタクシ。
1本目の『葛の葉』では、母親がよんどころない理由で子供を置いて去っていかなければならい、というお話。
・・・だって、お母さん、キツネなんだもの。
正体がばれないうちに森に帰ってしまうんであるが、それでよかった。
「あのね、お母さんはね、実はキツネなのよ。」
などと告白された暁には、子供、パニックでしょう。
「ボクはキツネの子供なの~~~!!!????」・・・みたいな。
まあ正体がキツネであろうがなんであろうが、自分が生んだ子供との別れはやっぱり切なくて、最後はちょっとジ~~ン・・・・
一方『熊谷陣屋』。これもよんどころない理由から自分の子供の首を討ってしまった武将の話。前半、ちょっと意識がありませんでしたが、やはり最後、出家姿で背中を丸くして花道を去っていく幸四郎・・・じゃなく熊谷が哀れ哀れで・・・・これで泣けない人、人に非ず。
いい涙を出させてもらったせいか、今まで暗~いトンネルにさしかかっていたところを、急に視界がパッと明るく開けたような感じに。やっぱりワタクシにとってお芝居はいいストレス解消であることを実感した次第。
ちなみに隣で一緒に見ていた妹。
『曽我対面』で菊之助の美しさと、ひたすらカッコイイ海老蔵にドキュン・バキュンと、ハートを射抜かれ、続く『熊谷』の引っ込みではピンの三味線引きにバンッと一発。シメの仁左衛門のええ男っぷりにとどめのバズーカ砲でドカ~ン。
・・・・討ち死に。


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